ヴォーカルディレクションの授業が土台を作ってくれた

ヴォーカルディレクションの授業がアーティストとしての土台を作ってくれた
注目される方法を考え抜きものまね動画を思いつく
小さなころから歌が大好きで、本気で歌手を目指そうと思ったのは高校2年生のとき。友人と参加したヴォーカリストオーディションに落ちたことがきっかけです。「もっと歌がうまくなりたい!」との思いに突き動かされ、歌がうまいと言われるアーティストの動画を片っ端から見ては「うまい人の共通項」を一生懸命探し、それを習得するべく練習を繰り返しました。

そして、高校卒業後に上京。「自分には歌しかないから」と家族に頼み込み、ESPミュージカルアカデミー(当時)ヴォーカルコースに入学しました。印象に残っているのはヴォーカルディレクションの授業。どのように歌えば聴き手に伝わるのか、先生が歌い方を組み立ててくれるのですが、この授業がアーティストとしての自分の土台を作ってくれたと感じています。
卒業後はオーディションに落ち続ける日々が続きましたが、「ものまね動画を投稿すれば注目されるのでは」と考え、SNSで平井堅さんのものまねをアップしたところ「いいね」がグンと増加。これを機に、いろいろなアーティストのものまねをYouTubeにアップするようになり、チャンネル登録者数も急増。そこからテレビ番組に呼んでもらえるようになりました。ものまねをきっかけにアーティストとして注目してもらえたことが、素直に嬉しいです。
ものまねは一つの表現技法であり、アーティスト活動の一部であると捉えています。オリジナル曲を大切にしながらも、ものまねでライブをしたり、歌番組に出たりすることも積極的に行っていきたいですね。夢は、自分の曲でMステ(ミュージックステーション)に出演すること。そして、純粋にファンのためだけに歌い続けていきたいと思っています。
本文はCareerMapLabo Vol.1(2022.10月発行)内の掲載記事です。記載されている内容は掲載当時のものです。

松浦 航大Kodai Matsuura
アーティスト
ESPエンタテインメント東京卒業
高校時代に本格的に歌手を目指してトレーニングを開始。卒業後、ESPミュージカルアカデミー(現・ESPエンタテインメント東京)に入学。卒業後の紆余曲折を経てSNSの歌まね動画が話題となり、テレビ番組に多数出演。楽曲リリースやライブなどアーティストとしても活動中。
https://matsuura-kodai.com/
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