2024.08.09

習得した知識を活かし京都の衣食住を広く発信していきたい

習得した知識を活かし京都の衣食住を広く発信していきたい

調理師学校で習得した知識を活かし京都の衣食住を広く発信していきたい

料理に関する専門知識が今のキャリアの軸になった

 祖父は染物家、父は呉服商。家族皆が仕事を持っていたので、全員が揃う週末に外食するのが幼少期からの習慣でした。食事の場では、皆が仕事を忘れて笑顔になります。私が料理を作れるようになれば、家族を笑顔にできると思うようになりました。
 そして高校卒業後、京都調理師専門学校の夜間部に入学。昼は和菓子店で働きながら夜間に学ぶ道を選びました。学校では、和食と洋食の基礎を学んだ後、西洋料理を選択。1年半、調理のいろはをみっちり学んだことが、その後の武器になりました。
 卒業後は結婚し、子どもが1歳になったころに豆腐メーカーに入社。ちょうど会社が飲食部門を拡大中にあり、調理師の資格を持つ私が新規出店の企画をすべて任されることに。京都と東京の飲食店立ち上げを一手に引き受け、店舗・メニュー開発、人材採用、広報PRなどあらゆることに従事しました。
 新規出店が完了し退社後、2006年に独立。現在は食を中心としたコンサルタントとして活動しています。そして京都市内では、着物地を活かしたオリジナルブランドなど、京都ならではの衣食住を発信する店舗「ひなみ」を経営しています。

 料理を軸に、生まれ育った京都をテーマに活動できていることが今の喜び。調理師学校で食の基礎知識を身につけることができたおかげで、ここまで歩んでこられたのだと思います。これからも、国内のみならず広く海外にも、京都の魅力を発信し続けたいですね。

本文はCareerMapLabo Vol.1(2022.10月発行)内の掲載記事です。記載されている内容は掲載当時のものです。

川端 友里

川端 友里Yuri Kawabata

セレクトショップ「ひなみ」経営

京都調理師専門学校卒業
高校卒業後に京都調理師専門学校に進学。結婚後、豆腐メーカーに就職しレストラン・カフェの立ち上げに従事。2006年に独立し、京都の衣食住を発信するショップ「ひなみ」を経営。

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